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福井 寿樹; 中塩 信行; 磯部 元康; 大竹 敦志*; 涌井 拓治*; 平林 孝圀*; 中島 幹雄
JAERI-Review 2000-033, 82 Pages, 2001/02
原子力施設において発生する低レベル雑固体廃棄物をプラズマ加熱により溶融処理し、安定した品質の溶融固化体を製作するためには溶融スラグの流動性を向上する必要がある。一般には、より高温で溶融処理し、溶融助剤等を添加することにより流動性を向上することが考えられるが、耐火物侵食の抑制や減容性の確保といった観点からは望ましい方法とはいえない。そこで、本稿では廃棄物中に含まれ、溶融スラグに対して流動性向上が期待される化学成分(FeO)に着目し、溶融スラグの流動性を向上させるとともに、溶融条件の緩和を図るものとした。まず、状態図及び粘性データの文献調査により、流動性向上成分であるFeOによる溶融スラグの融点降下及び粘性低下が期待できることを確認した。さらに、実際の雑固体廃棄物処理を想定し、融点降下及び粘性低下の観点から最適な溶融条件を検討した結果、(CaO+FeO)/(SiO+AlO)で定義される塩基度を0.5~0.6以上に保つことにより、安定した溶融処理が可能であることがわかった。
岡本 芳浩; 大杉 武史; 塩飽 秀啓
no journal, ,
高温で処理した粘土鉱物・土壌試料と溶融スラグ中に浸した耐火物の中のセシウムの化学状態をXAFS分析によって調べた。イライトとバーミキュライトでは、吸着されたセシウム周りの配位構造は異なるが、高温では同じような構造を取ることが分かった。耐火物中に浸透し蓄積されたセシウムの配位構造は、スラグ中のセシウムとは異なっていた。耐火物中のセシウムのEXAFS関数は、セシウムを吸着した粘土鉱物を溶融固化させた試料中のセシウムの関数とほぼ一致していた。